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クラシックギターってかっこいい! おすすめ四重奏 10曲

ギター四重奏10曲

こんにちは。ぐっちと申します。
今回はクラシックギター四重奏のおすすめ曲を10曲紹介していきます。
ギターオリジナルを中心にご紹介します。他のおすすめ作品は別記事にて。

はじめに

クラシックギターはソロで弾くもの、というイメージがありませんか?
確かに独奏曲のバリエーションが多く、重奏をした経験のある方は少ないかもしれません。

しかし!クラシックギターの重奏はとても魅力的です。一人では出せない音量はもちろん、迫力、掛け合いなど、他の奏者がいるからこその楽しさがあります。

二重奏、三重奏、四重奏、アンサンブルと様々ありますが、今回は四重奏曲をご紹介します。
楽譜も記載しますので、気に入った曲があればぜひ演奏してみてください!

ギターオリジナル曲 7曲

1.Lotus Eaters 作曲:Andrew York

重奏に興味を持った方なら、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。アンドリュー・ヨーク氏作曲の四重奏です。陽気なメロディが耳に残ります。
一定のリズムを揃えるのが難しいですが、合わせて弾けるととても楽しい一曲です。アドリブパートもありますのでぜひ楽しんでください!

楽譜:Andrew York “Lotus Eaters”, Guitar Solo Publications

2.風のサンバ 作曲:松岡滋

非常に爽やかな一曲。これからの旅を予感させる「夜明け」と航海に旅立つ期待、高揚感のある「出航」の2楽章で構成されています。ぜひ2楽章通して聴いてほしい1曲です。
日本のギターカルテット、クアトロ・パロスによる演奏です。

楽譜:松岡 滋『ギター四重奏のための風のサンバ』現代ギター社
https://ec.gendaiguitar.com/products/4539442058707

3.四大元素より大地 作曲:Francis Kleynjans

一転してこちらは非常に力強い一曲。
低音から順々に加わっていくフレーズは迫力がありますね。中間部は一転して儚げなメロディへ。大地が持つ様々な面が表されているようです。
4thから1stへ、人数が加わるごとに同じフレーズの聞こえ方が変わるのも面白い曲です。

楽譜:Francis Kleynjans “Los Cuatro Elementos Opus123”, Opera Tres Ediciones Musicales
https://www.lacg.net/product/kleynjans-francis-los-cuatro-elementos-opus-123/

4.Canary 作曲:佐藤弘和

佐藤弘和氏による一曲。関西大学ギタークラブ委嘱作品。「西へ」と「竜血樹の島」の2楽章構成です。
気持ちの良いメロディがどこか遠くへ連れて行ってくれるような気がします。2楽章での決意を込めたような盛り上がりは迫るものがありますね。

楽譜:佐藤弘和『ギター四重奏のためのCanary』現代ギター社
https://ec.gendaiguitar.com/products/4539442062209

5.HAMSAよりTunis, Tunisie 作曲:Roland Dyens

ローラン・ディアンス氏の作品。
こちらの『HAMSA』は5楽章ありますが、最終曲の「Tunis, Tunisie」をご紹介します。アラビア音階を用い、怪しげでかっこいい雰囲気の曲です。手拍子や指パッチンもありますので観客の視線を引きつけること間違いなし。
他の楽章も魅力たっぷりですのでぜひお聴きください!

楽譜:Roland Dyens『HAMSA』Henry Lemoine
https://www.amazon.com/Hamsa-French-DYENS-Roland/dp/B000ZGDR4K

6.Screen 作曲:丸本大悟

マンドリン奏者 丸本大悟氏による作曲。丸本氏はギター曲をいくつか作曲しています。
こちらは音の重なり合いがとても気持ち良く、お互いの音を聞くのも楽しいです。分かりやすい派手さは無いですが、聴けば聴くほど好きになる不思議な曲です。

楽譜:ダウンロード楽譜 丸本大悟『Screen』
https://ikegaku.co.jp/products/4320705811517dl

7.Bluezilian 作曲:Clarice Assad

出だしからとにかくかっこいい!速いフレーズが続き、聴いているこちらも緊張してしまう一曲。
中間部はそれまでと打って変わる意外性がありますが、それもまたかっこいいです。
イギリスのギターカルテットAquarelle Guitar Quartetによる演奏。

楽譜:ダウンロード楽譜 Clarice assad “Bluezilian”
https://clariceassad.com/score/bluezilian/

編曲 3曲

1.Libertango 作曲:Astor Piazzolla 編曲:平倉信行

ピアソラ氏の名曲。ソロでもよく演奏されている曲です。
こちらのアレンジはそれぞれのパートに見せ場があり、四重奏の楽しさが詰まった編曲になっています。聴き応えもあり、演奏会映えも抜群です。

楽譜:平倉信行編『ポピュラー・ギター・アンサンブル曲集 Vol.6』現代ギター社
https://ec.gendaiguitar.com/products/4539442026102

2.春よ、来い 作曲:松任谷由実 編曲:平倉信行

この曲が好きな方は多いのではないでしょうか。ただ、こちらの編曲は「春よ来いってこんな曲だっけ?!」と良い意味で驚きます。特に終盤は大分アレンジされていますが、それもまた面白くかっこいい編曲で、個人的にはとても気に入っています。

楽譜:平倉信行編『ポピュラー・ギター・アンサンブル曲集 Vol.6』現代ギター社
https://ec.gendaiguitar.com/products/4539442026102

3.The Road to Lisdoonvarna 演奏:オンゲンカー

筆者がギター重奏を大好きになったきっかけの曲です。
明るく激しく、時には緊張感もあり、最後のサビ前からのクライマックスは圧巻です。
ギターのボディを叩くパーカッションやコード弾き、ハーモニクスにピッチカートなど様々な奏法を駆使して演奏されます。
弾き終えた後は非常に達成感があるので、おすすめです。

おわりに

筆者は大学時代クラシックギター部に所属しており、日夜ギター重奏に明け暮れていました。
合わせるのは難しく、途中で挫けそうな時もありましたが、ピッタリと演奏が合ったときは独奏では味わえない高揚感がありました。

聴く側、弾く側、どちらでも構いませんので、ぜひ皆さんにも重奏を楽しんでいただけると幸いです。

まだまだおすすめしたい曲がありますので、そちらも書いていければと思っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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