
こんにちは。ぐっちと申します。
今回はクラシックギター三重奏のおすすめ曲を8曲ご紹介します。
以前の記事で四重奏をまとめました。よろしければご覧ください。
https://guitar-gucci.com/quartet-music/
はじめに
さて、三重奏ですが意外と少なく、探すのに苦労した方もいらっしゃるかもしれません。
筆者もその1人ですので、この記事がお役に立てれば幸いです。
三重奏はお互いのパートを聞きやすく、細かなところまで目が届きます。
メロディ、ハモリ・リズム、ベースパートに別れることが多いですが、その他の場合でも自分の役割を認識しやすく非常に楽しい構成です。
おすすめ8曲
1.光の街 作曲:佐藤弘和
こちらは合奏です。とてもきらきらとしている曲です。東北福祉大学クラシックギター部委嘱作品。
それぞれのパートがメロディとアルペジオを受け渡すのが心地よいですね。同じメインメロディも、後半部では少し感じ方が変わり、これからの希望を感じさせます。
弾き上げた時は一体感があり、重奏・合奏ってやっぱりいいな、と思えます。
楽譜:佐藤弘和『ギター三重奏または合奏のための光の街 ~In my hometown』現代ギター社
https://www.gendaiguitar.com/index.php?main_page=product_info&products_id=142088
2.ビー玉遊びのバイヨン(Baiao de Gude) 作曲:Paulo Bellinati
めちゃくちゃかっこいい!3パート、どこをどう取ってもかっこいいのが素晴らしいです。
勢いの良い曲ですが、中間部は非常にゆったりときれいで雰囲気の違いも楽しめます。
筆者は大学生時代、この曲を絶対弾くと心に決めていました。最終的に3年次の演奏会で弾くことができましたが、非常に難しかったです。いつか再挑戦してみたい曲です。
楽譜:Paulo Bellinati『Baiao de Gude』
https://www.gendaiguitar.com/index.php?main_page=product_info&products_id=131600
3.夏空スケッチより夕空 作曲:林そよか
「OSAKA GUITAR SUMMER 2018」ギターアンサンブル・ワークショップ委嘱作品。
3部構成で、夕空、夜空、朝空があります。その時間帯の空を思い浮かべることのできる雰囲気たっぷりの曲となっています。
クラシック曲らしさもありながら、聴きやすいメロディのため、幅広い方に好きになってもらえる曲だと思っています。ぜひ3曲とも聴いてみてください。
楽譜:林そよか『ギター三重奏のための「夏空スケッチ」』現代ギター社
https://www.gendaiguitar.com/index.php?main_page=product_info&products_id=142707
4.風に乗って遠くの森へ行こう 作曲:佐藤弘和
ブルーベルギター合奏団の委嘱作品。タイトルがとても気に入っています。
こちらの曲は楽譜の中にどのような場面かが書かれていて、想像を膨らませることができます。(例えば、「再び飛び立つ、さあ出発だ!」など)
合奏で演奏できたら非常に楽しそうだなと思っています。
楽譜:佐藤弘和『ギター三重奏または合奏のための 風にのって遠くの森へ行こう』ホマドリーム
https://www.amazon.co.jp/dp/B012CCSC7G?tag=booklogjp-item-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1
現在品切れのようです。
5.不良少年 作曲:武満徹
二重奏での演奏がよく知られていますが、三重奏版も素敵です。
影のある雰囲気で始まり、中間部からは少し光が差し込んだような心地良いメロディが続きます。
二重奏と比べて難易度も下がるので挑戦しやすいのではないでしょうか。
楽譜:武満徹『ギター重奏曲集』ショット社
https://www.gendaiguitar.com/index.php?main_page=product_info&products_id=141381
6.ニューシネマパラダイス 作曲:Ennio Morricone 編曲:鈴木大介
短い曲ですが、非常にきれいで懐かしい気持ちになる一曲です。
3パート全てに「ここが弾きたい!」と思える見せ場があるのが気に入っています。
楽譜:鈴木大介『キネマ楽園~ギター名曲集』現代ギター社
https://www.gendaiguitar.com/index.php?main_page=product_info&products_id=140590
7.Spain 作曲:Chick Corea
パーカッションも加わり、ギター三重奏とは少し異なりますがぜひ聴いてほしい曲です。
他にも様々な編曲で弾かれています。
8.エル・チョクロ 作曲:Ángel Villoldo 編曲:平佐修
こちらの編曲は動画がないのですが、とても気に入っているアレンジです。
イントロが他のアレンジとは異なり、面白いです。パーカッションもありノリが良くなっています。
楽譜は入手することができますので、ぜひ弾いてみてください。
https://hirasa-guitar.com/2018/12/29/%e3%80%90%e8%b2%a9%e5%a3%b2%e6%a5%bd%e8%ad%9c%e8%a6%8b%e6%9c%ac%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%83%88%ef%bc%88%e3%82%ae%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%aa%e3%82%aa-%ef%bc%89%e3%80%91/
おわりに
以上です。気に入った曲はあったでしょうか?
光の街、ビー玉遊びのバイヨンが特に気に入っています。
皆さんもおすすめの三重奏がありましたらぜひ教えてください!!
コメント